【日本の情報通信株の特徴について解説】携帯電話市場・6G市場の今後の見通しとセクターローテーション投資

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趣味で株式投資をしているtorkeyです。

得意なセクターを見つけようシリーズ!

今回は【情報通信株】です。

セクターごとの特徴を知ることで、株の取引を有利に行うことができます。

今回は【情報通信株の特徴と今後】について解説していきます!

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【日本の情報通信株の特徴まとめ】

日本の情報通信株の特徴についてまとめました。

情報通信株の主な特徴
  • 通信株はディフェンシブセクター
  • 通信業界の規模は日本の業界12位(携帯業界は28位)
  • 日本の携帯業界の成長性は乏しい
  • 『6G』の開発に積極的
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今となっては通信インフラは、日常生活に欠かせないものとなっています。

通信株は日本株の中でもディフェンシブセクター分類されます。

成長性には乏しいものの、不況な時にこそ見直しておきたいセクターです。

【情報通信株の日本株ETFと個別株】NEXT FUNDS情報通信・サービスその他

日本の情報通信株ETFならばNEXT FUNDS情報通信・サービスその他(証券番号:1626)があります。

NEXT FUNDS情報通信の内訳

〈2023年6月30日の上位銘柄〉

日本電信電話・任天堂・リクルートHD・KDDI・ソフトバンクG・オリエンタルランド・ソフトバンク・日本郵政・セコム・バンダイナムコHD・野村総合研究所・オービック・ネクソン・NTTデータ・エムスリー・カプコン・Zホールディングス・電通グループなど

情報通信株に投資をするのであれば、情報通信株にまとめて分散投資ができるETF(NEXT FUNDS情報通信・サービスその他)、もしくは情報通信株の個別株投資になります。

【情報通信株とセクターローテーション】

日本株版セクターローテーション

情報通信株はセクターローテーションだと「不況期」に有利なセクターとなります。

不況期では、企業成長が鈍化し消費も抑えられるため、経済が低迷していく局面です。

【セクターローテーション投資の見極め】

セクターローテーション投資とは、景気のトレンドの移り変わりに合わせて、投資戦略を変えていく投資方法です!

セクターローテーションは時計回りに動いています(基本的に逆回転することはありません)。

景気後退期→不況期への移行は、景気後退期のセクターが一服して、不況期のセクターが上昇トレンドを形成し始めた時です。見逃さないように要チェックしておきましょう。

日本株のセクターは大きく分けて17種類・小さく分けて33種類に分かれています。

日本株のセクターについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのリンクからどうぞ。

【情報通信株はディフェンシブセクター】

情報通信株はディフェンシブセクターと呼ばれています。

ディフェンシブセクターとは、業績が景気の影響を受けにくいセクターの総称です。

通信インフラは、現代人にとって必要不可欠なものとなりました。

そのため情報通信セクターは、景気の影響を受けにくいセクターであり、景気が悪くなり株式市場全体が下落する局面で有利になるセクターとなります。

【日本の通信市場について】

業界動向サーチより引用

日本において「通信」は国内の産業のなかでもトップクラスの市場規模となっています。業界動向リサーチによると2020年~2021年の通信業界の規模は約30兆円で業界12位(/196業種中)となっています。

通信業界を大まかに分けると「携帯電話」と「テレビ業界」に分かれています。

ここではNEXT FUNDS通信・サービスその他の上位組入銘柄となっている「携帯電話市場」について、現状と今後の見通しについて解説していきます。

【日本の携帯電話市場について】

業界動向サーチより引用

日本において「携帯電話」は国内の産業のなかでも上位の市場規模となっています。業界動向サーチによると2020年~2021年の携帯業界の規模は約13兆円で業界28位(/196業種中)となっています。

【日本の携帯電話市場の現状】

あさがくナビより引用

日本の携帯電話市場は大手3キャリアでほぼ独占しています。

※キャリアとは、携帯電話のサービスを提供する通信会社,事業者のこと。

2020年4月からは楽天モバイルが参入し、日本では計4キャリアで価格競争を行っています。

携帯電話各社の市場シェア〈2022年3月末時点〉

NTTドコモ|36.4%

KDDIグループ|27.1%

ソフトバンク|21.0%

楽天モバイル|2.4%

MVNO|13.1%

業界動向サーチより引用

2021年の春、菅政権による「携帯料金の値下げ」政策により、大手3社は「格安プラン」を展開することになりました。新料金プランになったことで契約者が増加した一方、一人当たりの売り上げ単価が減少したため、売上高は2020年と比べて横ばいとなっています。

【携帯業界の参考銘柄を紹介】

日本の大手キャリア銘柄を紹介していきます。

【日本の大手キャリアの参考銘柄】
  • 〈9432|日本電信電話(NTT)〉国内通信事業最大手。持ち株会社制で地域電話独占。携帯、光回線高シェア。
  • 〈9433|KDDI〉総合通信会社。携帯「au」ブランド主体にライフデザイン事業。パートナー企業と連携。
  • 〈9434|ソフトバンク〉ソフトバンクグループの中核。携帯・固定通信ネットワーク基盤にICTソリューションを提供。
  • 〈4755|楽天グループ〉ネット通販大手。金融、旅行、電子書籍、携帯電話、通信インフラなど幅広く展開。

【日本の携帯業界の今後】

総務省の調べによると、2021年8月末時点でスマホの個人の保有割合は74.3%で年々伸びています。小学生以下や高齢者など保有割合が低い層を除くと、ほぼ国民にいきわたってきた数字と考えられます。

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スマホ市場は飽和状態に近づいているため、今後の成長性は乏しいと考えられます。

一方でNEWSCASTでは、今後数年にわたり、日本の通信市場は成長性すると予測しています。                                                        

日本の通信市場の今後

〈NEWSCSAT〉

日本の通信市場は、2023年から2028年にかけて3.5%を超える年平均成長率で成長すると予想しています。日本は通信インフラが高度に発達しているため、今後もスマートフォンの普及,利用者が拡大していくことが予測されています。

世界のスマートフォン市場についても軽く触れておきます。

世界の通信市場の今後

〈NEWSCSAT〉

世界に目を向けると、世界のスマートフォン市場は、2023年から2028年にかけて年平均成長率4%で推移すると予想されます。

世界的には、2021年までに世界人口の40%がスマートフォンを所有しています。今後も世界では人口増加,経済の発展に伴ってスマートフォンの普及は益々すすむことが予測されています。

【通信業界の今後|次世代通信『6G』について】

2020年から商業利用が開始された5Gですが、現在では6Gの運用に向けた開発が進んでいます。4Gから5Gになったことで、インターネットの通信速度が10倍以上となりましたが、5Gから6Gになることで、通信速度がさらに10以上になることが予測されています。

6Gになることで「高速なデータ速度」「超低遅延」「大規模なデバイス接続」が可能となります。

6Gできるようになること

医療の進歩:遠隔手術のラグ改善

オンラインゲームの進歩:通信遅延の改善

VR機器の進歩:VRの無線化 などなど

6Gはその他さまざまな分野の進歩に寄与することが期待できます。

【『6G』の今後の見通し】

ソフトバンクによると、6Gの実用化は2030年頃と予測。2030年頃に6Gに関するサービスの提供を目指しているとありました。

2023年3月の記事では、NNTドコモとKDDIは次世代光通信技術開発で提携し、6Gで世界基準を目指すとあり、2030年の実用化に向けて開発で手を組むことになりました。

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6Gの技術開発,運用は2030年が目安!

今後も「6G」の開発競争が激化していきそうですね。

6G市場の今後

〈グローバルインフォメーション〉

世界の6Gの市場規模は、2023年から2030年に34.2%の年平均成長率で成長すると予測しています。

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6G市場の成長率の高さは、テクノロジー全体の進歩への期待のあらわれですね。

【6G関連の参考銘柄を紹介】

2030年に向けて、6G関連分野は注目が集まる分野になります。

そこで6G関連銘柄についてまとめておきます。

【6G関連の参考銘柄】
  • 〈9432|NTT〉6G通信提供事業者
  • 〈9433|KDDI〉6G通信提供事業者
  • 〈9434|ソフトバンク〉6G通信提供事業者
  • 〈1417|ミライトHD〉基地局向け工事
  • 〈1721|コムシスHD〉基地局向け工事
  • 〈1951|協和エクシオ〉基地局向け工事
  • 〈1973|NECネッツアイ〉基地局向け工事
  • 〈6754|アンリツ〉通信計測機器大手
  • 〈6778|アルチザネットワーク〉通信計測器メーカー
  • 〈6971|京セラ〉電子部品大手

【まとめ】

情報通信株の特徴について解説してきました。

情報通信株の主な特徴
  • 通信株はディフェンシブセクター
  • 通信業界の規模は日本の業界12位(携帯業界は28位)
  • 日本の携帯業界の成長性は乏しい
  • 『6G』の開発に積極的

情報通信株以外にも日本株にはたくさんのセクターがあります。

他のセクターも「セクターローテーション」「景気」「為替」別に分かりやすくジャンル分けしましたので、ぜひ株式投資の参考にしてみて下さい!

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【筆者紹介】
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♦趣味「株式投資・ブログ」
♦資産運用「積立NISA」
♦本業「リハビリの先生」
♦好きな言葉「試行錯誤」
♦主戦場「日本株式市場」
♦投資の肝「sector-rotation」

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