趣味で株式投資をしているtorkeyです。
得意なセクターを見つけようシリーズ!
今回は【非鉄金属株】です。
セクターごとの特長を知ることで、株の取引を有利に行うことができます。
今回は【非鉄金属株の特徴と今後】について解説していきます!
チャート分析が苦手なら、少額から始められる『押し目アラート』がおススメです!
【日本の非鉄金属株の特徴まとめ】
日本の非鉄金属株の特徴についてまとめました。
【非鉄金属株の日本株ETFと個別株】NEXT FUNDS鉄鋼・非鉄
日本の非鉄金属ETFならばNEXT FUNDS鉄鋼・非鉄(証券番号:1623)があります。
〈2023年8月31日の上位銘柄〉
日本製鉄・住友電気工業・JFEホールディングス・住友金属鉱山・神戸製鋼所・三菱マテリアル・フジクラ・丸一鋼管・大和工業・三井金属鉱業・DOWAホールディングス・古河電気工業・AREホールディングス・大同特殊鋼・大阪チタニウムテクノロジーズ・東京製鐵・UACJ・日本軽金属ホールディングスなど
非鉄金属株に投資をするのであれば、鉄鋼・非鉄株にまとめて分散投資ができるETF(NEXT FUNDS鉄鋼・非鉄)、もしくは非鉄金属株の個別株投資になります。
【非鉄金属株とセクターローテーション】
非鉄金属株は、セクターローテーションだと「景気好況期」に有利なセクターとなります。
景気好況期では、消費が活発になることから経済活動か好調になる局面です。
【セクターローテーション投資の見極め】
セクターローテーション投資とは、景気のトレンドの移り変わりに合わせて、投資戦略を変えていく投資方法です!
セクターローテーションは時計回りに動いています(基本的に逆回転することはありません)。
景気回復期→景気好況期への移行は、景気回復期のセクターが一服し、景気好況期のセクターが上昇トレンドを形成し始めた時です。見逃さないように要チェックしておきましょう。
日本株のセクターは大きく分けて17種類・小さく分けて33種類に分かれています。
日本株のセクターについてもっと詳しく知りたい方はこちらのリンクからどうぞ。
【非鉄金属株は景気敏感セクター】
非鉄金属株は景気敏感セクター※と呼ばれています。
※景気循環株・シクリカル銘柄とも呼ばれています。
景気敏感セクターとは、「景気・金利」の動向によって業績や株価が大きく変動するセクターの総称です。
非鉄金属の代表格である「銅」はドクター・カッパー(ドクター=医者、カッパー=銅)といわれ「銅は景気の先行きを診断する存在」とされています。
【日本の非鉄金属市場について】
日本において「非鉄金属」は国内の産業のなかでも大きな市場規模となっています。
業界動向サーチによると2020年~2021年の非鉄金属業界の規模は約16兆円で業界22位(/196業種中)となっています。
【6種の非鉄金属について】
非鉄金属とは「鉄以外の金属」のことを指します。
非鉄金属は種類が多く、大まかに分けると「軽金属」「ベースメタル」「レアメタル」「レアアース」「貴金属」「放射性金属」があります(Wikipediaより引用)。
アルミニウム・マグネシウム・リチウム・チタンなど
銅・スズ・亜鉛など
ニッケル・クロム・マンガン・タングステン・コバルトなど
セシウム・プラセオジム・ネオジムなど
金・銀・白金(プラチナ)など
ウラン・プルトニウムなど
【ロンドン金属取引所(LME)ついて】
世界最大規模の非鉄金属専門の先物取引所として「ロンドン金属取引所(LME)」があります。
この取引所では、銅、鉛、スズ、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、アルミ合金などが上場されています。
その中でも世界の9割の「銅」がロンドン金属取引所で取引が行われています。
ロンドン金属取引所における取引価格は、国際的な指標価格となっているので、非鉄金属の価格を調べる際は参考にしてみて下さい。
【非鉄金属の代表『銅』について|ドクター・カッパー】
銅は加工性が高く、耐食性に優れ、熱や電気が伝わりやすいなどという特徴があり、機械,建設,輸送などの景気と関わりの深い社会の基幹分野で幅広く用いられています。
銅は世界経済の拡大に合わせ使用量が増加するため、景気の動向を占う判断材料として「ドクター・カッパー」と呼ばれています。
銅は需要が多ければ価格が上昇する傾向が強いため、銅価格=世界の景気動向といえます。
ロンドン金属取引所(LME)の銅3カ月先物の価格についてはこちらから確認できます
【銅と中国景気の関係について】
銅の供給としては、南米(チリとペルー)だけで世界の銅供給のほぼ40%を占めています。
銅の需要としては、中国が60%を占め、銅価格は中国の景気に左右される傾向があります。
2023年現在、中国は世界最大の消費国であり、アジアの経済成長の大きな原動力となっています。中国の景気動向は「銅価格」の動向に反映されるため、要チェックしておきましょう。
【非鉄金属と電気自動車市場の関係について】
非鉄金属分野の動向に大きく影響を与える分野として「電気自動車(EV)」あります。
世界が脱炭素を目標に進めている政策の中に、中国,欧米,ヨーロッパでは2030年を目安に「ガソリン車を廃止していき、電気自動車を推進する」方針となっています。
電気自動車はガソリン車に比べモーターに3倍強の「銅」が使用されています。また電気自動車のバッテリーである蓄電池には「鉛」や「ニッケル」が使用され、車体の軽量化には「アルミ」が使用されています。
世界の電気自動車市場は、今後も右肩上がりに上昇することが期待されているため、電気自動車で使用される非鉄金属需要も拡大していくことが予測されます。
【非鉄金属の参考銘柄を紹介】
日本の非鉄金属株の参考銘柄を紹介していきます。
【まとめ】
非鉄金属株の特長について解説してきました。
非鉄金属株以外にも日本株にはたくさんのセクターがあります。
他のセクターも「セクターローテーション」「景気」「為替」別に分かりやすくジャンル分けしましたので、ぜひ株式投資の参考にしてみて下さい!
得意なセクターを見つけて株式投資を楽しみましょう!