趣味で株式投資をしているtorkeyです。
得意なセクターを見つけようシリーズ!
今回は【日本の商社株】です。
セクターごとの特徴を知ることで、株の取引を有利に行うことができます。
今回は【日本の商社株の特徴】について解説していきます!
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【日本の商社株の特徴まとめ】
日本の商社株の特徴についてまとめました。
著名投資家であるウォーレンバフェット氏も投資している「日本の商社株」への理解を深めていきましょう!
【商社株の日本株ETFと個別株】NEXT FUNDS商社・卸売
日本の商社株ETFならばNEXT FUNDS商社・卸売(証券番号:1629)があります。
〈2023年2月28日の上位銘柄〉
三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅・豊田通商・ミスミグループ本社・神戸物産・双日・メディパルホールディングス・アルフレッサホールディングス・岩谷産業・サンリオ・スズケン・長瀬産業・マクニカホールディングス・シップヘルスケアホールディングス・ダイワボウホールディングスなど
三菱商事・伊藤商事・三井物産・住友商事・丸紅・豊田通商・双日
商社株に投資をするのであれば、商社株にまとめて分散投資ができるETF(NEXT FUNDS商社・卸売)、もしくは商社株の個別株投資になります。
【商社株とセクターローテーション】景気好況期に有利
商社株は、セクターローテーションだと「景気好況期」に有利なセクターとなります。
景気好況期では、企業成長が促され景気も活発になることから、経済活動か好調になる局面です。
経済が活発になり物流が盛んになることで、商社・卸売業は利益が上がりやすくなります。
【セクターローテーション投資の見極め】
セクターローテーション投資とは、景気のトレンドの移り変わりに合わせて、投資戦略を変えていく投資方法です!
セクターローテーションは時計回りに動いています(基本的に逆回転することはありません)。
景気回復期→景気好況期への移行は、景気回復期のセクターが下落トレンドを形成し、景気好況期のセクターが上昇トレンドを形成し始めた時です。見逃さないように要チェックしておきましょう。
日本株のセクターは大きく分けて17種類・小さく分けて33種類に分かれています。
日本株のセクターについてもっと詳しく知りたい方はこちらのリンクからどうぞ。
【商社株は景気敏感セクター】
商社株は景気敏感セクター※と呼ばれています。
※景気循環株・シクリカル銘柄とも呼ばれています。
景気敏感セクターとは、「景気・金利」の動向によって業績や株価が大きく変動するセクターの総称です。
景気が上向くほどに商社・卸売業には、よい地合いとなっていきます。
【商社株のファンダメンタル】
商社株のファンダメンタルの特長は「高配当」と「割安」です。
商社株は、高配当目的の投資やバリュー株投資目的の投資家にとっておススメのセクターとなります。
【商社株は高配当株】配当利回りをチェック!
商社株は成熟企業が多く、高配当のことが多いため、長期での高配当株投資に向いています。
配当利回りは「利回り4%以上」だと高配当と言われます。
三菱商事:配当利回り/3.43%
伊藤商事:配当利回り/3.53%
三井物産:配当利回り/3.81%
住友商事:配当利回り/4.74%
丸紅:配当利回り/4.35%
豊田通商:配当利回り/3.41%
双日:配当利回り/4.89%
【商社株はバリュー株】PER・PBRをチェック!
商社株は成熟企業が多く、バリュー株(割安株)と分類されることが多いです。
バリュー株の目安はPER:15以下,PBR:1以下です。
三菱商事:PER/7.5倍・PBR/0.84倍
伊藤商事:PER/7.7倍・PBR/1.19倍
三井物産:PER/6.2倍・PBR/0.86倍
住友商事:PER/6.4倍・PBR/0.67倍
丸紅:PER/5.9倍・PBR/0.91倍
豊田通商:PER/8.0倍・PBR/0.89倍
双日:PER/6.2倍・PBR/0.66倍
【商社とは?】総合商社と専門商社について
商社とは、輸出入貿易から国内における物資の販売を業務の中心とする会社のことです。
商社と聞くと仲介業者のイメージが強いですが、大きな商社ほど生産・流通・販売までを一括して行っているところが多いです。
商社は「総合商社」と「専門商社」と大きく2種類に分かれています。
【総合商社の特徴】資源分野と非資源分野の割合から分類
かつての総合商社は仲介業がメインでしたが、現在では企業や資源の権益に投資をして投資利益を得るというビジネスモデルになっています。
そのため総合商社を見るときは、「資源分野」と「非資源分野」の業績の割合で各社の特徴を見ていきましょう。
【7大商社の特徴】
総合商社と言われる7大商社は「三菱商事」「伊藤商事」「三井物産」「住友商事」「丸紅」「豊田通商」「双日」です。
【総合商社株への投資】高配当目的の長期投資家におススメ!
総合商社は資源や非資源に幅広く投資を行っているため、1社へ投資をするだけで分散投資が行えます。
様々な分野に投資を行うことで、投資先の変動リスクを抑えることができる。
分散投資はローリスク・ローリターンな投資方法。
総合商社は事業自体が分散をしているため、暴落リスクが少なく株価は安定しています。
そして利回りが高いため、高配当目的の長期投資家にとっては、おススメのセクターとなっています。
【専門商社の特徴】専門ジャンルを7つにセクター分類
私が専門商社に投資をする時は「食品」「鉄・非鉄」「電子機器」「医薬品」「エネルギー資源」「繊維」「化学」の7種に分類しています。それぞれ個別に商社株を紹介していきます。
【商社×食品セクター】
食品を主に扱っている専門商社としては「三菱食品」「加藤産業」があります。
【商社×鉄・非鉄セクター】
鉄・非鉄を主に扱っている専門商社としては「日鉄物産」「阪和興業」「白銅」があります。
【商社×電気・精密セクター(半導体等)】
電気・精密(半導体等)を主に扱っている専門商社としては「マクニカ・富士エレホールディングス」「伯東」「東京エレクトロンデバイス」があります。
【商社×医薬品セクター】
医薬品を主に扱っている専門商社としては「メディパルホールディングス」「アルフレッサホールディングス」があります。
【商社×エネルギー資源セクター】
エネルギ資源を主に扱っている専門商社としては「岩谷産業」「三愛オブリ」「三井松島ホールディングス」があります。
【商社×繊維セクター】
繊維を主に扱っている専門商社としては「蝶理」「GSIクレオス」があります。
【商社×化学セクター】
化学を主に扱っている専門商社としては「長瀬産業」「稲畑産業」があります。
【専門商社株への投資】セクターローテーションが大活躍!
専門商社は、どの分野で利益を出しているかで見るべき視点が変わります。
分野に特化している専門商社ほど、セクターローテーションを活用して株式投資に活かしてみましょう。
特色がとがっている商社ほど、セクターローテーション投資が役に立ちます。
商社株こそセクターローテーションをぜひ活用してみて下さい。
【まとめ】
商社株について解説してきました。
商社株以外にも日本株にはたくさんのセクターがあります。
他のセクターも「セクターローテーション」「景気」「為替」別に分かりやすくジャンル分けしましたので、ぜひ株式投資の参考にしてみて下さい!
得意なセクターを見つけて株式投資を楽しみましょう!