こんにちは、私は株式投資が趣味のtorkeyです。
私は株式投資と出会えたことで、人生がとても豊かになりました。
株式投資について知れば知るほど、社会とつながりを感じ,経済を理解し,資産運用の方法を学び,老後の不安から解放されました。
これほど素晴らしい趣味は他にはないと思いますが、世間では「株式投資が趣味です!」というと良く思われません。
つまり株式投資は「人には言えない趣味」ということです。
私自身も周りの人にあまり公言しません。ましてや初対面の人には絶対に言いません。
なぜ株式投資が人には言えない趣味なのか?それについて調査した結果から解説していきます。
【趣味が株式投資です…と言った時のまわりの反応は?】
日本で「趣味は株式投資です」というと、多くの人から悪い印象をもたれることが一般的です。
日本でお金が絡む趣味を持つことは「低俗」「下品」「博徒」「趣味が悪い」と思われがちです。
そのため、世間体を気にする方であれば、「趣味は株式投資です」と適当に口外しない方が良いでしょう。
これだけ聞くと、株式投資をしているのが「良くないこと」「後ろめたいこと」と思ってしまうかもしれませんが、全くそんなことはありません。
むしろ趣味で株式投資を楽しんでいる人は、人生を豊かにするきっかけをつかんでいる成功者だからです。
ではなぜ日本では「株式投資が趣味です」というと悪い印象をもたれるのでしょうか?
日本人の投資嫌いについて解説していきます。
【なぜ日本人は株式投資が嫌いなのか?】
私の調査した結果からいうと、日本人の株式投資嫌いの原因は主にこの2つです。
「①バブル崩壊による失敗経験」と「②金融教育の欠如」です。
私としては、日本人の国民性によるところが大きいのかな?と考えていましたが、どうやら違うようでした。
①バブル崩壊での株価大暴落で株嫌い
1989年12月29日に、日経平均株価は史上最高値3万8915円87銭を記録しました。
そして1990年にバブルが崩壊し、2009年3月10日にはバブル崩壊後の最安値となる7054円98銭をつけました。
1989-2009年で日本株に投資をしていた人は大損し、株式投資をしていなかった人も株式投資=危険なものという強い印象が植えつけられました。
この経験から、多くの人が株式投資を危険視し、避けるようになりました。
特に、私たちの親や祖父母世代は、この時期の経済的な打撃を受けた人が多く、株式投資に対する不信感が根付いています。
だから今の親から子へ伝えられてきたことは株式投資=危険,銀行預金=安全となっているのです。
②金融の知識が全くないから株嫌い
日本では学校教育や社会に出ても金融教育を学ぶ機会が少なく、自ら学ばないと知識が得られません。
日本が投資後進国である理由の一つです。
株式投資での資産運用にはリスクがあるものの、正しく運用すれば着実に資産を増やしていけます。
しかし無知無学の人は正しく資産運用ができず、短期的な利益を求めた結果、失敗例が多く報道されリスクだけが目立ってしまっている状況です。これは非常にもったいないです。
株式投資による資産運用は、時間をかけて複利の力を利用することで資産を増やしていく手法です。
本当の資産家は時間をかけてゆっくり資産を育てていきます。
それを方法だけ真似して短期的に大金持ちになろうとした知識なきギャンブラーが「投資=危険」と吹聴しているのです。
全ては日本人に投資や金融についての正しい知識がないことが原因です。
※日本人の投資嫌いは国民性ではなさそう
日本人は完璧主義,リスク回避思考と言われています。
そのため不透明感が強く,リスクを伴う株式投資は国民性的に苦手であると一般的に考えられていました。
しかし歴史を振り返ってみると、実際の状況とは異なっていました。
第二次世界大戦前の日本では、日本経済を牽引する推進力として機能していた「財閥」と呼ばれる大規模な資本家グループが存在しました。これらの財閥は、経済を支える中心的な存在でした。
しかし、戦後の日本は財閥解体の政策が行われ、また日本の復興のため、多くの人々が労働者として働かざるを得ない状況にありました。
明治時代には、欧米から入ってきた投資家マインドが日本経済を形成していきました。
しかし、第二次世界大戦後には投資家マインドから労働者マインドへの転換が求められ、さらにバブル崩壊を経験したことで、私たちの親や祖父母世代には投資へのトラウマが残り、現在に至るまで続く金融教育の不足が顕在化しました。
このような背景から、日本から投資家マインドが失われていったと推測されます。
【日本人が株式投資に取り組んでいる割合】
では現在の日本人の投資取り組み状況を確認してみましょう。
2023年の調査結果によれば、日本人の約3割が株式投資に取り組んでいます。
株式投資に取り組んでいる人を年齢別にみると、20代が一番少なく、次いで30代が少なくなっています。
この結果からわかる通り、日本人の株式投資の取り組みは3割と、まだまだ少ない状況です。
かつ40代・50代・70代の私たちの親,祖父母世代で投資取り組み割合が多いものの、20代・30代で少ないのは、株式投資をする風習が引き継がれていないことが見てとれます。
【日本と米国の金融資産の割合】
日本と米国の金融資産の割合をみると、「保険・年金等」の割合はさほど変わらにものの、「預貯金」「株式・債券」の割合は大きく変わります。
日本では「預貯金」の割合が高く「株式・債券」の割合が少なくなっています。
逆に米国では「預貯金」の割合が少なく「株式・債券」の割合が大きくなっています。
そして驚くべきは、ここ20年間の個人の金融資産割合は「日本1.4倍増・米国3倍」と大きく差をつけられています。
どちらが金銭面で豊かになっているかは言うまでもありませんね。
投資での資産運用が一般的になっている米国では、家族や会社の同僚と気軽に相談しやすく、投資や金融についてアドバイスを得やすい環境となっています。
一方で、日本ではまだまだ投資に対する敷居が高く、十分な知識と理解が得られないのが現状です。
【日本も貯蓄から投資へ】
日本ではバブル崩壊後から不景気が長引き、今では「失われた30年」と言われています。
最近の円安やインフレによる物価の上昇は、日常生活の大きな負担となっています。
ただでさえ大変な状況にも関わらず、「老後2000万円問題」や「年金制度の崩壊」など、老後の不安を煽るニュースが報道されています。
最近では日本政府が「貯蓄から投資へ」を推進しており、日本国民も少しずつ投資に前向きになっています。
2022年から学校教育で金融の授業が開始となり、2024年には新NISAが開始となります。
日本でも正しい金融・投資の知識を身につけられる場と、投資しやすい環境が整いつつあります。
つまり金融リテラシーを向上させ、将来への不安を軽減するためにも、積極的に投資に取り組むことが求められています。
【趣味から始める株式投資で金融リテラシーを高める】
私たちの子供が社会人になるまでには、金融リテラシーを身につけ,かつ投資しやすい環境が整うでしょう。
しかし今社会人の皆さんは、自ら学ばないと金融リテラシーを身につけることができません。
それは社会で生きにくくなるだけでなく、老後不安を抱えたまま生活しないといけないということです。
だから今こそ、社会人の皆さんには「株式投資」を通じて金融リテラシーを高め、より豊かな人生を築いていただきたいです!
正しい知識とリスク管理を身につけ、将来への備えを行いましょう。
10年後,20年後、私たちの子供が社会人になる頃には、日本でも金融リテラシーを持っていることが当たり前になります。
将来、子供と対等に資産形成について話ができ、自身の経験を子供に伝えられる親になれれば素敵ですよね。
そのためにも趣味レベルから株式投資を始めていき、楽しみながら金融リテラシーを身につけていきましょう。
【まとめ】
今後株式投資をするのが当たり前の世の中になります。
趣味レベルで株式投資を楽しんでいるような人は、金銭面的にも金融リテラシー的にも周りの人よりも一歩前に進んでいます。
株式投資を趣味にすることは、決して後ろめたいことではありません。
むしろ人生を豊かにするきっかけに早く気づけた成功者です。