趣味で株式投資をしているtorkeyです。
今回は【円高メリットセクター】について解説していきます。
円高メリットセクターの特徴を知ることで、円高相場に備えることができます!
私の好きな名言で「チャンスというものは、準備を終えた者にだけ、微笑んでくれるのです」とあります(キュリー夫人より)。
しっかり準備して、チャンスに微笑んでもらえるようにしましょう!
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【円高メリットセクターの特徴③選】
円高とは、他の通貨の価値との相対的な比較です。
この記事では、世界の基軸通貨である米ドルと比較して円が高い。つまりドル/円の円高で活躍するセクターについて解説していきます。
この記事を書いている時点のドル円相場では、記録的な円安になった後、徐々に円高方向に傾いています。
2022年10月20日にドル円は150円台に突入!32年ぶりの円安となりました。
2022年11月10日に米国のインフレが鎮静化傾向!ドル円は円高傾向となっています。
今後も円安傾向は続くかもしれないので、円高に備えて円高メリットセクターの整理をしておきましょう!
【円高メリットの特徴①】輸入業で利益を出しているセクター
円高になると、輸入で利益を得ている企業はメリットになります。
日本はエネルギー資源をほぼ輸入に依存しています。円高になるとエネルギー資源を安く輸入することができます。また輸入比率の高い「食料品・飼料」「紙・パルプ」「輸入家具・アパレル」もコストが抑えられるため、企業は利益を得やすくなります。
【円高メリットの特徴②】資源安による恩恵セクター
日本のエネルギー資源の海外依存度は99%です。円高になると海外からエネルギー資源を安く買うことができます。そのためエネルギー資源を加工する「石油・石炭製品」,エネルギー資源を燃料にする「発電所」「空運業・運送関連業」のコストは抑えられるため、企業は利益を得やすくなります。
【円高メリットの特徴③】外貨安による恩恵セクター
円高になると外貨を安く買うことができます。そのため国内からの海外旅行者が増えるため、「旅行関連業」「空運・旅客業」の企業は利益を得やすくなります。
【円高メリットセクターと参考銘柄(個別株)】
「円高メリットセクターのまとめ」と「参考銘柄」を紹介していきます。
円高になった時は、ぜひチェックしてみて下さい!
【注意!円高デメリットセクターの特徴】
円高デメリットとなるセクターは、主に輸出で利益を得ている企業です。
円高時に海外で商品を売る場合、商品価格を上げると売れにくく,商品価格を下げると利益が得にくくなります。そのため輸入で利益を得ている企業にとって、円高は大打撃になります。
円高デメリットセクターは、円安の時に有利になるセクターです。
円安メリットセクターについて詳しく知りたい方は、こちらのリンクからどうぞ。
【円安と円高はどうやって決まるの?金利に着目!】
世界のマネーは相対的に、金利の低いところから金利の高いところへ移動します。
2022年10月現在、日本は低金利,米国は高金利なので、円を売りドルを買う=円安となっています。
今後「日本の金利が上がるor米国の金利が下がる」ことがあれば、ドルを売り円を買う=円高になっていくでしょう。
【為替を決める!今後の重要イベント】
2022年10月現在、円安の大きな原因は「日米の金利差」です。
今後いつ円高になっていくかは、「米国の金融政策」と「日本の金融政策」に着目していかなければなりません!
金融政策について詳しく知りたい方はこちらのリンクからどうぞ。
【米国の金融政策:今と今後を簡単に解説】
2022年10月現在、パウエル議長は過度なインフレを抑制するために、急ピッチな金融引き締め(金利を上げる)を行い過熱した景気にブレーキをかけています。
今後インフレが抑制されていき、景気の熱が冷めてくれば、パウエル議長は金融引き締めの手を緩めていくことになります。ここで為替は円安から円高に移行していくでしょう。
【日本の金融政策:今と今後を簡単に解説】
2022年10月現在、黒田総裁により2013年から金融緩和(金利を下げる)が行われ、現在もなお金融緩和は継続されています。日銀の総裁が黒田総裁でいる限り、日本の金融緩和状態は維持されるでしょう。
黒田総裁の任期は、2023年4月8日までとなっています。
今後総裁が変わり、日本の金融政策に変更があれば、為替は円安から円高に移行していくかもしれません。
円安と円高をみるならば、日米の金融政策と金利差をチェックしておきましょう!
【まとめ】
円高メリットセクターについて解説してきました。
「為替」以外にも「セクターローテーション」「景気」別に分かりやすくセクターのジャンル分けをしていますので、ぜひこちらの記事もご覧ください!