趣味で株式投資をしているtorkeyです。
今回は【セクターローテーションは今どの局面か?】について解説していきます。
セクターローテーション投資とは、景気と金利の動きに合わせて有利な業種(セクター)に投資対象を切り替えていく投資戦略のことです。
景気局面に合わせて、有利になるセクターが変わるので一緒にチェックしていきましょう!
【米国株のセクターローテーション】こちらのリンクから!
【日本株版のセクターローテーション】こちらのリンクから!
【今はここ!セクターローテーション×私調べの考察】
2022年9月現在のセクターローテーションは「景気後退期から不況期への移行期」です。
つまり不況期に有利なセクターの活躍が期待できる局面です!
米国の「景気」「金利」「セクター」から、私が参考にしている指標を紹介します。
ここからは私調べの考察です。
私調べの考察なので、セクターローテーションを見るときの参考程度にして頂ければ幸いです。
【セクターローテーション×米国景気】
株式投資をする上で景気の動きはとても大切です。
景気が良くなれば株価も上がりやすく、景気が悪くなれば株価も下がりやすくなるからです。
投資家ならば景気の動きは要チェックしておきましょう。
【米国景気×米GDP(国内総生産)】
GDPとは国内総生産のことです。
GDPは米国で重要な景気指標の1つです。
GDPが上がれば国が経済成長していることを示し、GDPが下がれば国の景気が悪くなっていることを示しています。
GDPは年4回(四半期)発表されますが、GDPが2回連続マイナスだった場合「リセッション※(景気後退)」とみなされます。
※米国での正式なリセッション判定は、全米経済研究所が発表しています。
【米国景気×米雇用統計】
米雇用統計とは、米国の経済指標の中でも重要度の高い指標です。
雇用は景気の良し悪しを強く反映しています。
米雇用統計の中でも「非農業部門雇用者数」「失業率」が重要です。
景気が良ければ沢山の人を雇って事業を拡大していけます。逆に景気が悪ければリストラをして事業を縮小していかなければならなくなります。
景気と雇用統計は密接に関係しているので、必ず確認しておきましょう。
【米国景気×AD Line(米国株の勢い)】
株式投資をするならば、株式指数※の動きは確認しておきましょう。
株式指数とは、株式相場全体を表した指標です。
米国株では「S&P500」「NASDAQ」「NYダウ」・日本株では「日経平均」が代表的な株式指数です。
株式市場の勢いを表しているAD Lineは要チェックしておきましょう。
AD Lineとは、上昇した銘柄数と下落した銘柄数を足し合わせて作られた線のことです。
NASDAQは景気に敏感なハイテク株の多い指数です。
そのため私はNASDAQのAD Lineを景気指標として参考にしています。
【セクターローテーション×米国金利】
株式投資をする上で金利の動きはとても大切です。
金利と株価はシーソーのような関係です。
金利が上がれば株価は下がりやすく、金利が下がれば株価は上がりやすくなります。
投資家ならば金利の動きは要チェックしておきましょう。
【米国金利×FRBの金融政策】
FRB(米国の中央銀行)は金融政策※を行い、景気のコントロールをしています。
※金融政策=金利の操作
年8回行われるFOMC(FRBの会合)後に金融政策の発表があるため、必ず確認しておきましょう。
景気が冷え込んでいる時は、FRBは金利を下げて景気の活性を図ります。
インフレが加速して景気が過熱している時は、FRBは金利を上げて景気の抑制を行います。
【米国金利×CPI(消費者物価指数)】
CPI(消費者物価指数)は、米国の経済指標の中でも重要度の高い指標です。
CPIはインフレ率を測るための指標です。
好景気を長く続けるためには「CPI:2%を維持することが理想」とされています。
FRBは金融政策を行うことで、CPIを2%にコントロールして景気を安定させようとしています。
【セクターローテーション×米国株セクターETF】
米国株のセクターETFは11種類あります。
米国株のセクターに投資をするのであれば、バンガード社とストリート・ステート社が出しているETFがおススメです。
米国株ETFとセクターローテーションについて詳しく知りたい方はリンクからどうぞ。
【セクターローテーション×日本株セクターETF】
日本株のセクターETFは17種類あります。
日本株のセクターに投資をするのであれば、NEXT FUNDSのTOPIX-17シリーズがおススメです。
日本株ETFとセクターローテーションについて詳しく知りたい方はリンクからどうぞ。
【セクターローテーション投資を活用したポートフォリオの作り方】
セクターローテーションを活用することで、積極的にキャピタルゲイン(売買益)を狙っていくポートフォリオや安定的にインカムゲイン(配当金)を狙っていくポートフォリオを作れるようになります。
みなさんご存じの有名な投資家である「ピーターリンチ氏」と「バフェット太郎氏」の投資方法を参考に「攻めの分散投資法」と「守りの分散投資法」を紹介させてください!
これからポートフォリオを作ろうとしている方の参考になれば幸いです。
【まとめ】
セクターローテーションについて「景気」「金利」「セクター」から解説してきました。
セクターローテーション投資は、地合いが良いところで投資をするための一つの投資手法です。
今有利なセクターと今後有利になるセクターの予測ができれば、今よりきっと株式投資が楽しくなります。
セクターローテーションを活用して、株式投資をもっと楽しんでいきましょう!