米国株投資で広く使われているセクターローテーションを、日本株版にアレンジしました。日本株でセクター投資をする際の参考にして頂ければ幸いです。
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”投資の森”が出している便利なツールです♪
【まずは米国株セクターローテーションについて確認】
セクターローテーションとは、景気の動向に合わせて有利なセクター(業種)に投資対象を切り替えていく投資戦略です。
景気は回復期→好況期→後退期→不況期→回復期と循環していきます。株式投資では、景気の波に合わせて活躍するセクターが一定パターンみられます。
セクターローテーションを把握しておくことで、チャンスの波に乗りやすくなります。セクターごとにETFがあるので、ぜひ投資対象として検討してみて下さい。
【米国株セクター11種類・日本株セクター17種類の対応表】
米国株のセクターETFは11種類あります。
情報技術・金融・不動産・資本財・素材・一般消費財・エネルギー・ヘルスケア・通信サービス・生活必需品・公共事業
日本株のセクターETFは17種類あります。
電機精密・銀行・金融・不動産・建築・機械・運送物流・商社卸売・素材化学・鉄鋼非鉄・自動車・小売・エネルギー資源・医薬品・情報通信・食品・電力ガス
米国株ではバンガード社とステート・ストリート社が、日本株ではNEXT FUNDSがセクターETFを出しています。
米国株セクター11種類と日本株セクター17種類の対比表から、日本株版のセクターローテーションを作成していきます!
【日本株版セクターローテーションを作成】
米国株のセクターローテーションを参考に、『日本株版のセクターローテーション』を作成しました。
日本株でセクター投資をする際の参考にして頂ければ幸いです。
【日本株セクターは細かく分けると33種類】
日本株のセクターは17種類ですが、細かく分けると33種類に分類されます。
日本の個別株では、33種類のセクターでジャンル分けされています。
そのため日本株版セクターローテーションを利用する時は、日本株のセクター17種類と33種類のセクター割り振り表を参考にしてみて下さい。
あなたが選んだ銘柄がどのセクターなのか?がわかれば、セクターローテーションに当てはめることができます。
【個別銘柄をセクターローテーションに割り振り】
東京エレクトロン(8035)を例に解説していきます。
東京エレクトロンのセクターは「電気機器」です。
セクターローテーションの表に当てはめると「電機・精密」に分類されるため、東京エレクトロンは景気回復期に有利になる銘柄です。
景気回復期は、設備投資に積極的なハイテク株に有利な局面となります。
個別銘柄へ投資をする際は、ぜひ参考にしてみて下さい。
【得意なセクターを見つけようシリーズ】
得意なセクターを見つけようシリーズ!
株式投資に役立つセクター別の特徴をまとめてみました。
気になるセクターがあれば、ぜひポチッとしてみて下さい!
セクターの特徴については「セクターローテーション分類」「景気分類」「為替分類」「セクターのビジネスモデル」「セクターに関わるトピック」などをまとめて記載しています!
セクターの特徴がわかれば、今有利なセクターがわかるようになります。
セクター投資のジャンル分けについてはこちらのリンクからどうぞ!
これから投資しようとしているセクターがあれば、事前にチェックしておきましょう!
【日本株版セクターローテーションの使い方】
セクターローテーションとは、「景気」と「金利」の波に合わせて投資対象を切り替えていくために使用する表です。
日本経済のように、ずっと景気が低迷し低金利を継続している国では、セクターローテーションは使えないと思うかもしれません。
しかし世界の金融の中心である米国では、「景気」と「金利」による波がしっかりと起きています。そして米国の「景気」「金利」「株価」は、日本株にも大きく影響しています!
日本の「景気」と「金利」だけでなく、米国の「景気」と「金利」も参考に日本株版セクターローテーションを活用することは、日本株に投資をするための一つの指標になります!
日本株でセクター投資をするならば、ぜひ日本株版セクターローテーショ表を使ってみて下さい!
セクターローテーションは今どの位置にいるか?は【日本株セクターローテーションは今どこ?】を参考にして下さい!
【日本株版セクターローテーションの注意点】
セクターローテーションの表を見れば、高いパフォーマンスを出すセクターを把握することができます。しかしセクターローテーションを過信してはいけません。
セクターローテーション投資を行うに当たり、2つの注意点があります!
セクターローテーション投資の注意点について詳しく見ていきましょう。
【注意点①|各景気の境界線は曖昧】
エコノミスト(経済学者)やプロの投資家でも、景気の判断は難しく各景気の境界線は曖昧です。
そのため自身で日本・米国・その他諸外国の経済指標をチェックして「景気動向」や「金融政策」から投資判断をしなければなりません!
経済指標がわからない方であれば、「経済指標 読み方がわかる事典 日本&世界の景気を把握し先読みする」がおススメです。
本書は●投資をするときのポイントがわかる!経済ニュースが読めるようになる!●経済指標64項目の読み方と使い方を初学者にもわかりやすく解説!●個人投資家や金融関係者、経済学部生にも役立つ経済の基礎知識!が記載されています。参考にどうぞ!
【注意点②|同じセクター内でも企業間で格差がある】
同じセクター内でも、企業によって業績の良い悪いに差がでます。
業績が良い企業であれば今後の成長に期待が持たれ株価が上がる一方で、業績の悪い企業であれば株主は離れていき株価は下落していきます。
そのためセクター投資から、一歩踏み込んで個別株投資をするのであれば、個別に企業分析をする必要があります。
企業分析がわからない方であれば、「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版」が参考になると思います。
本書は2012年の初版から6年間、企業業績をもとにした銘柄選びのバイブルとして、投資初心者からセミプロまで、幅広く支持され続けています。すべての個人投資家に知っておいてほしい基本を網羅。有力個人投資家からの口コミで高く評価されている一冊です。日本株で儲けたい人にとくにおすすめです。
【日本株で個別株投資|チャート分析なら『押し目アラート』】
今有利なセクターから個別銘柄を選んでも、株価の動きは銘柄ごとに大きく異なります。
不思議なことに「今有利なセクター」「良い業績・良い決算」の企業でも、短期的に株価が下がっていくことがあります。そのため株価の短期的な動きを見極めるためには「チャート分析」が必須になります!
チャート分析はとても難しいです。チャートを理解するには、沢山のチャートをみて傾向を分析し、沢山の経験値を蓄えていく必要があります。
そのためチャート分析に自信のない方であれば、『AI(人工知能)』の力を借りましょう!
チャート分析ツールならGoogleやYahoo!の検索アルゴリズムの研究をしている株式会社「ディーボ」が開発した『押し目アラート』が役に立ちます!
「押し目」とは、テクニカル分析用語で「上昇している株価が一時的に下げること」です。
『押し目アラート』では、これからすぐに株価が上がりそうな銘柄を教えてくれるということです。
つまり『押し目アラート』は短期トレードと相性バツグンです!
1番人気のプランであれば、一日あたり88円でAIによるサポートが受けられます。取引手数料よりも安い価格でサポートが受けられるのはありがたいですね。
もしあなたが短期的な投資で結果が出ていないのであれば、『押し目アラート』を利用することで押し目を見つける目を養うことができます。つまり『押し目アラート』があなたのチャート分析を飛躍的に成長させてくれます。
チャート分析を学ぶなら「高額な情報商材」や「高額な投資スクール」に手を出す前に、まずは少額でできる『押し目アラート』をおススメします。
詳しくは【押し目アラートは日本株のAI分析ツール】強力機能5選とおススメの使い方を紹介を参照ください。
【セクターローテーション投資を活用したポートフォリオの作り方】
セクターローテーションを活用することで、積極的にキャピタルゲイン(売買益)を狙っていくポートフォリオや安定的にインカムゲイン(配当金)を狙っていくポートフォリオを作れるようになります。
みなさんご存じの有名な投資家である「ピーターリンチ氏」と「バフェット太郎氏」の投資方法を参考にした「攻めの分散投資法」と「守りの分散投資法」を紹介させてください!
これからポートフォリオを作ろうとしている方の参考になれば幸いです。
【おわりに】
沢山の投資チャンスにめぐり合うためには、沢山の視点で株式投資にのぞむことが必要だと思います。
王道の「ファンダメンタル分析」や「チャート分析」に加えて、『セクター分析』も一つの視点としてあなたの株式投資に活かして頂けたら、私はとてもうれしいです!
共に投資家として成長していきましょう!